ソラマメブログ

2009年04月10日

KNOPPIX 6 ADRIANE

そんな矢先,あるLinuxのユーザー・インタフェースを見て久しぶりに衝撃が走った。2009年2月に公開された「KNOPPIX 6」が備えている「ADRIANE」(Audio Desktop Reference Implementation And Networking Environment:エイドリアン)である。

衝撃を受けたのは,ADRIANEがキャラクタ・ベースのインタフェースを採用していたからだ(写真3)。キーボードのカーソル・キーでメニューを選択すると,Webブラウザやメールなどのアプリケーションが起動する。

ADRIANEは本来,目が不自由なユーザー向けのインタフェースで,画面上のテキストを音声で読み上げる機能が標準で有効になっている。だからこそテキスト・ベースのデザインを採用しているのだが,この音声読み上げ機能がとっても独特なのだ。例えば,「Shell」メニューで端末画面を表示してコマンドを打ち込むと,打ち込んだコマンドを読み上げてくれる。この読み上げる声が「機械的」なのである。

 機械が読み上げるのに“機械的”とはナンセンスだが,人気の音声合成ソフト「初音ミク」などに慣れているユーザーがADRIANEの音声を聞いたら,少なからず衝撃を受けるだろう。例えるなら,20年以上前のSF映画に出てくる宇宙船の操縦席で,自動操縦機能を備えたコンピュータと会話している気になる。あえてダサかっこよく作ったとしか思えない。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20090406/327870/


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Posted by ひでじ at 18:07│Comments(1)Linux
この記事へのコメント
面白そう!
でも新たにインスコするのも面倒。
仮想環境にインスコしてみるか。
Posted by ひでじひでじ at 2009年04月10日 18:08
 
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